更新日: 2020.11.02 17:36
ホンダF1田辺TDレース後会見:クビアトの4位入賞に「地元に貢献できて本当に良かった」と喜ぶ反面、悔しさも隠さず
──フェルスタッペンの点火プラグトラブルは、予選で出ていなければ決勝で出た恐れもあったのですか?
田辺TD:いつ出るかは、わからなかったですね。
──消耗部品だと思いますが、頻繁には交換していないのでしょうか?
田辺TD:耐久テストで、使用限界距離は把握しています。それに安全率をかけて、使用している。普通なら保つはずでした。
──個体差の問題だった?
田辺TD:そうですね。イレギュラーなトラブルでした。
──対メルセデスのパフォーマンスは、どのように見ていますか。今回はレースでも、いいバトルができていた印象ですが。
田辺TD:ボッタスは、車体にダメージを受けていたのですよね。手負いのボッタスに仕掛けて順位を上げましたが、ハミルトンには逃げられた。今までと、あまり変わっていない気はします。ただひとつひとつ課題を潰し込んで近づいていくという意味では、少しは成果は出てきていると思っています。
──メルセデスが7連覇を達成しました。この7年間の彼らの強さを、どのように見ていますか。
田辺TD:あれだけ強いのだから、(7連覇は)当たり前だと思う人もいるかもしれない。実際に戦っている我々は、もちろんいつかは抜いてやると思っているわけです。財力もありますが、それ以上に知恵を絞って必死に戦っている。そのなかで長い期間にわたって、1シーズンも落とすことなく勝ち続けているというのは、並大抵のことではない。彼らの努力には、本当に頭が下がります。
戦いを挑む者としては、彼ら以上に努力しないと追いつかない。彼らも止まっているわけではないですし。来季こそ十分に戦いを挑む準備をして、臨みたいと思っています。