「このオフィスに出勤するのは残りあと4回。勝てないし、快適じゃないけど、寂しいなぁ」と今季限りでのハースF1離脱が決まっているロマン・グロージャン。来季のF1シート確保は難しそうだが、予想されていたWECだけではなく、インディカーなども視野に入れリクルート活動を行っているようだ。
4位入賞も、それが直接来季のシート確保の助けにはならないと言われてしまったアルファタウリF1のダニール・クビアト。F1の世界で生き抜いていくのは本当に大変だ。
F1デビュー34レース目でようやく初入賞が見えかけていたウイリアムズF1のジョージ・ラッセル。セーフティカーラン中のまさかのミスでクラッシュし、リタイヤを喫してしまった。コースサイドで立ち上がれなくなるほどの深い落胆ぶりに、グロージャンやルイス・ハミルトンが励ましの言葉を贈った。
レッドブル・ホンダにとっては厳しい週末となってしまったエミリア・ロマーニャGP。マックス・フェルスタッペンは今シーズン3度行われたモンツァ、ムジェロ、イモラでのイタリア国内のグランプリですべてリタイアとなった。
アルファロメオF1チームから来季の契約延長が発表されたキミ・ライコネン。予選18番手から9位入賞を果たし、ドライバー・オブ・ザ・デイに輝いた。ライコネンが意識していないというF1最多出走記録は、来季参戦によりさらに伸びることが確定。カムバックするフェルナンド・アロンソに抜き返される心配は当面なくなった。
ライコネンとともに来季のアルファロメオF1続投のアナウンスがあったアントニオ・ジョビナッツィ。レトロな雰囲気のセンスのいいスペシャルヘルメットで母国イタリアのレースに挑んだ。最後尾スタートからの10位入賞は、チームスタッフへ最高のプレゼントとなった。