そんなお祝いムードも、話題が来シーズンのシートとなると一変した。なぜなら、ブラジルGPを前に、ルノーがジョリオン・パーマーの残留を決定。フォース・インディアもエステバン・オコンを獲得したことを発表したからだ。残るはハース以外にザウバーとマノーの6シートだけとなった。
ルノーの来シーズンのドライバーラインナップが決定したことで、来シーズンのルノーのシートを失うこととなったケビン・マグヌッセンが、ハースのシート争いに加わったため、グティエレスの立場はますます難しいものになってきたからだ。
「僕の未来はチームの手の中にある。楽な年じゃなかったけど、僕は1年を通してベストを尽くしてきた。良い結論が出ることを願うしかない」
なお、チームはこのブラジルGPでブレンボとともに、新しくカーボンインダストリー製のディスクとパッドを使用する予定だが、それを試すのはグロージャンだけ。しかし、それは来季のシートとは関係なく、「ロマンのほうがブレーキに厳しいため、テストに向いているため」(某エンジニア)だと説明している。