フェルスタッペンは、ドライバーズ選手権3位を獲得する見通しとなっている。3位は今年の自分たちの実力に見合った位置であるとフェルスタッペンは語った。
「今年のチャンピオンシップでは上位から大きく離されている。自分がタイトル争いに加わっているとは全然思わなかった。もっとリタイアが続かない限りは、ランキング3位でシーズンを終えることになるだろう」
「全体的に見て、それが僕らの位置なんだ。3位であれば60点差なのか10点差なのかは、大きな問題ではない。単純にトップと比べて遅いということだからね」
「どうしてこういう問題を抱えているのかを把握する必要がある。3回リタイアというのは(注:インタビュー時点の回数。第13戦終了時点でリタイアは4回)よくないことだ。もっと改善するため努力しなければならない」
フェルスタッペンは、今年もレッドブルがメルセデスと戦えず、再びハミルトン独走の年になったことに“苛立ち”はないと述べている。メルセデスの作るマシンはとにかく優れており、それに乗るドライバーが勝ち続けるのは仕方がないことだとフェルスタッペンは言う。

「彼らが成し遂げたことに心から敬意を払っている。ルイスがメルセデスのマシンに乗っていることに苛立ちなどない」
「正直言って、あのクルマに乗れば今のドライバーの90パーセントが優勝できるだろう。別にルイスを否定するわけではない。彼は素晴らしいドライバーだ。でもあのマシンはそれほど圧倒的に強い。他のドライバーが乗れば、ルイスほどの独走にはならないかもしれないけどね」
「いずれにしても自分の今の状況を受け入れて、そこから最大の結果を出すために努力するだけだ。苛立ちはない。彼らを打ち負かすため、自分たちにできることに集中しようという決意を、今まで以上に固めている」