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●追い抜きの角田、ふたたび

 F1直下のカテゴリー、FIA-F2に参戦中の角田裕毅(カーリン)は昨シーズンのFIA-F3でも後方から追い抜きを繰り返し上位進出を何度も果たしてきた。

 その姿が昨日も呼び起こされた。あいにくの最後尾22番手グリッドからスタートとなったフィーチャーレース(決勝レース1)でも圧巻の走りを見せ、サクヒールを席巻。

 最終的に6位&ファステストラップポイントを獲得した。ピットインの兼ね合いを考慮すれば、おそらくコース上では20回前後、マシンを抜いているのではないか。

 上位に目を移すと、今後も角田のライバルになるであろうミック・シューマッハー(プレマ・レーシング)が10番手スタートから怒涛の追い上げを見せる。

 スタートで6つポジションを上げ、その後もライバルたちをかわしていく。ファイナルラップまで表彰台を争う走りを見せたが今回は届かず。

 だが首脳陣へのアピールになったことは間違いない。

 ちなみにシューマッハーと最後まで激戦を繰り広げたのは角田の同僚ユアン・ダルバラで、今季初表彰台だった。

「(予選では)カーリンに対し本当に申し訳なかったです。それでも僕をサポートしてくれました。チームは”僕にできることをやろう”と言い続けてくれたのです」と角田はチームへの感謝を語った。

 選手権3位を死守した角田。スプリントレース(決勝レース2)は3番グリッドからのスタートだ。結果次第では次戦レース1で、シーズン5位以上確定のマジックナンバーが点灯する。

「22番手から6位とファステストラップ。悪くないですよね? 僕を信じ続けてくれたチームに感謝し、明日は3番手からスタートし勝つことを目指します」と角田。

 2020年FIA-F2第11戦バーレーン フィーチャーレースのハイライトはこちら。

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