
「来年は車体レギュレーションが大きく変わり空力パフォーマンスが大きく拡大するから、その点の開発に集中することで得られるものは非常に大きい」(フェリペ・ナッセ)
来季のフェラーリはパワーユニットを大幅に刷新するといわれているが、それでも2016年型059/5もパワーユニットだけで比較すればメルセデスAMG製PU106Cと0.1~0.2秒程度の差まで肉薄しているという。となれば、1年落ちでも今季のトロロッソほど高速サーキットで苦戦することはないと推測できる
加えて、ヨルグ・ツェンダーをはじめとして新たな人材を次々と獲得し、チーム組織の再編も進んでいる。事実、ポイントこそ獲得できていないが、シーズン後半戦のレース内容は次第に上向いている。
「正直言って数カ月前の時点では最も魅力的な選択肢とは言えなかった。でも今ではチームは正しい方向に進んでどんどん良くなっているし、魅力的なオプションになっているよ」(エリクソン)
では、そんなザウバーのシートに収まるのは誰か?
当初はエリクソンとナッセがともに残留すると思われていたが、ここに来て有力な対抗馬が出てきている。それがリオ・ハリアントだ。