投稿日: 2016.11.13 02:42
F1ブラジルGP予選:タイトルがかかった1戦、緊迫のポール争いはハミルトンが制す
Text:Mineoki Yoneya
懸念された本格的な雨は降らないままQ3がスタート。1回目のアタックではハミルトンがただ一人1分10秒台の1分10秒860を記録し、ロズベルグに0.162秒差を付けて再びトップに立った。
3位フェルスタッペン、4位ベッテル、5位リカルド、6位ライコネンという順に変わりはなく、フォースインディア勢が中古のソフトタイヤで走る中でアロンソが7番手タイムを記録した。
残り3分を切り、Q3はいよいよ最後のアタックへ。全車が新品のソフトタイヤを履いてコースへと向かう。多くのドライバーがタイムを更新できない中、「すごく平均的なラップだったしサプライズだ」というライコネンが3位に飛び込んだ。一足先にクリアな状況でアタックをしたグロージャンが7位。8位・9位にフォースインディア勢、アロンソは10位に終わった。
メルセデスAMG勢同士のポールポジション争いは緊迫したが、やはり最後のアタックでもハミルトンがセクター2と3で最速タイムを叩き出し、ロズベルグに0.102秒差を付けてポールポジションを奪い取った。
過去2年にわたってロズベルグがポールトゥウインを飾っているインテルラゴスで、明日の決勝でロズベルグが勝てば自動的にタイトルが決まるという状況の中、是が非でも優勝をもぎ取らなければならないハミルトンはその第1条件をまずはクリアしたと言える。