ピレリ「難しいコンディションのなか、素晴らしいドライビングを見せてくれた」
2016ブラジルグランプリ 決勝
メルセデスのルイス・ハミルトン、雨に見舞われたブラジルグランプリを制し、チャンピオンシップトップとの差を詰める
Cinturatoグリーン・インターミディエイトとCinturatoブルー・フルウェットのみが、アクション満載となったレースで使用された
赤旗中断やセーフティーカー導入が戦略に影響:優勝したハミルトンをはじめ、数多くのドライバーがエクストリームなコンディション下で見事な走りを見せた
2016年11月13日、インテルラゴス
メルセデスのルイス・ハミルトンが、Cinturatoブルー・フルウェットタイヤのみを使用して、赤旗中断も生じたウェットレースのブラジルグランプリを制しました。
インテルラゴスの金曜と土曜は概ねドライ走行が続きましたが、決勝はウェットコンディションとなりました。
豪雨のため、セーフティーカー先導のスタートとなり、全ドライバーは、レギュレーションに従ってCinturatoブルー・フルウェットタイヤを装着しました。
その後、レース序盤のセーフティーカー導入周回中、レッドブルを含む複数のチームがインターミディエイトへ交換し、マックス・フェルスタッペンが、インターミディエイト勢では最高位の4位でコースに戻りました。
フェラーリのキミ・ライコネンの事故により、20周時点で赤旗中断が発生し、セーフティーカー先導で再スタートが切られました。
そのわずか7周後、再び赤旗中断となり、2回目の再スタートがセーフティーカー先導の下で行われました。再スタートからわずか数周後、雨が降り続く中、数名のドライバーがインターミディエイトへ移行しました。
レッドブルのダニエル・リカルドが、インターミディエイトでセクターベストを記録し、クロスオーバーポイントが一時的に到来しました。
しかし、雨が激しくなったことで、フルウェットタイヤがフィニッシュ時に使用されるタイヤとなりました。
ウェットコンディション下でのスタートとなったため、スリックタイヤの使用義務は無くなり、ドライバーたちは、フルウェットとインターミディエイトタイヤのみで、中断が発生したレースを走り切りました。