更新日: 2020.12.31 00:30
タイトル争いをするべく準備を継続。F1最終年は「何としてでもやりきりたい」/ホンダF1山本MDインタビュー(後編)
──ホンダにとってF1最終年となる2021年に、ホンダは新しいパワーユニットを投入することを発表しています。体制面で、何か変更はありますか。
山本MD:体制面では、大きな変更はありません。一部のエンジニアは入れ替えも考えているようですが、それ以外の基本的な体制は2020年と同じです。
──最終戦での勝利は2021年に向けて励みになりますね。
山本MD:アブダビGPでは2014年に開始した現行のパワーユニットレギュレーション下で、常にメルセデス勢がポールポジションを獲得し、そして優勝していましたが、そこでマックス(・フェルスタッペン)がポール・トゥ・ウインを飾ったということは、非常に意義のある結果となりました。ホンダも2021年に繋がるようなパワーユニットの使い方をして、2021年に向けて、いい締めくくりができました。
ただ、シーズンを通して振り返れば、非常に厳しいシーズンだったことは確かで、2020年をしっかりと分析して、来年のテストに向けて準備をしたいと思います。ホンダとして最後のシーズンとなる2021年は、なんとしてでもやりきりたいと思ってます。
──2021年こそ、期待してもいいでしょうか。
山本MD:今年のオフシーズンはいつもよりも短く、2021年の開幕までの時間があまりありません。我々は最終戦で勝ちましたが、メルセデスだって、このままでいるわけがない。2020年をしっかりと分析して、来年のテストに向けて準備をしなければなりません。
2021年はホンダにとってF1最終年となります。2021年こそ、チャンピオンシップ争いをするべく、準備を進めなければならないし、我々もその(チャンピオンシップ争いをする)方向で戦いたいと思っています。
最後にこのような大変な一年のなか、ご声援いただきましたファンの皆様に御礼するとともに、2021年も引き続きよろしくお願いします。