悪天候の中でリタイアするマシンが続出し、下位チームにもトップ10に入るチャンスが訪れたにもかかわらず、今回もまた入賞を逃したことに本当にがっかりしたと、グティエレスは認めている。
シーズン序盤、チームメイトのグロージャンが連続して入賞していた時期にも、グティエレスにはテクニカルトラブルが相次いた。グティエレスは今年5回、11位でフィニッシュしているが、一度もポイントを獲得できずにいる。
グティエレスは、ブラジルGPのガレージ内での一件について聞かれ「あれはタイミングが悪かった」と答えた。
「悪いタイミングで彼が近づいてきた。でもあの後すぐ、僕らは笑って話したよ」
「もちろん、僕は誰かに対して怒っていたのではなく、あの状況に怒っていた」
「今年はずっとこんな感じだった。ああいうことが頻繁に起こった。特にチャンスがあるときに限ってね」
「ブラジルでもまたチャンスがあったのに、僕には制御できないことが起こった。これは受け入れがたい」
「でも前に進み続けるよ。絶対に諦めない。今回もまた僕という人間、僕の強さを試すような出来事が起きた。僕はそうとらえて、この試練を切り抜けてみせる」