ブラジルGP主催者「たとえF1が開催中止になっても他のレースで代替可能」
「オペラハウスがあって、その座席を埋めなければいけない。それが私のやることだ。何も心配していない」
ロホニイによれば、レース開催に関する問題の原因の一つには「ブラジル経済停滞の影響で予算に穴が開いたこと」にあるという。
彼はまた、「我々は国営企業や国営銀行、石油会社、国営商社や、さらにはシェルにいたるまで、重要なスポンサーシップをことごとく失ってしまった。だが、我々はこの状況を何とかできると自信を持っている」と付け加えた。
彼は、新市長に選出され来年1月1日に宣誓就任を行うジョアン・ドリアがレース開催の続行を望んでいると主張し、また彼には開催契約を2020年以降まで延長する意向があると付け加えた。
「ブラジルGP開催を決定に持ち込む唯一の道は、開催契約を2024年か2028年まで延長することだ」
「私は2028年までの契約が目標になると考えている。多くの企業、多くの人々、それに多くの政治団体を集めなければならないからだ」
「企業や政治家は極めて論理的にこう言うだろう。『GP開催に協力しよう、だが長期でやりたいものだ』とね」
フェリペ・マッサが2016年シーズンでF1から引退し、フェリペ・ナッセの将来もまだ決まらないなか、F1は1969年以来初めてブラジル人のないシーズンを迎えるかもしれない。
もしそうなったとしてもインテルラゴスの観客動員への影響は「ゼロ」だとロホニイは信じている。
「(レース開催日は)約55,000人の観客が来る。この国の人口は2億人で、そのうち55,000人がF1に夢中だと仮定するのが妥当だろう。(F1以外のレースだとしても)彼らは偉大なドライバーたちを見にサーキットにやってくるだろう」
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています