翻訳・まとめ 柴田久仁夫 / Kunio Shibata

 FIAが許可した開発トークンを、アルファタウリはマシン前部の改良に使用した。ノーズ形状を細身にし、フロントサスの設計を見直したのだ。新設計のノーズは、新たなクラッシュテストに合格する必要があった(モノコック自体はAT01と同じなので、再試験は必要ない)。

アルファタウリF1マシンAT02(ローンチ版)とAT01の比較(ノーズ1)
アルファタウリF1マシンAT02(ローンチ版)とAT01の比較(ノーズ1)

アルファタウリF1マシンAT02(ローンチ版)とAT01の比較(ノーズ2)
アルファタウリF1マシンAT02(ローンチ版)とAT01の比較(ノーズ2)

アルファタウリF1マシンAT02とAT01の比較(フロント部)
アルファタウリF1マシンAT02とAT01の比較(フロント部)

「フロントサスを変更することで、ようやく2020年のレッドブルテクノロジーの技術を導入することができた」と、エギントンはその意義を語る。つまり昨年のレッドブルRB16のフロントサスを、今回そっくり移植した可能性が高い。

 ただし新車発表の際のAT02のフロント部分は、AT01に今季用カラーリングを施したものだった。その後のシェイクダウンでも、詳細を示す写真はほとんど発表されていない。フロント部分がどこまで変貌を遂げたのかは、バーレーンでの開幕直前テストを待つ必要があるだろう。

アルファタウリF1のフィルミングデーで2021年型『AT02』を走らせるピエール・ガスリー
アルファタウリF1のフィルミングデーで2021年型『AT02』を走らせるピエール・ガスリー

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