レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーも、ホンダとともにF1タイトル獲得を目指すという強い意志を示している。
「ホンダとの3年目のシーズンを迎えます。このパートナーシップの最終年にふさわしい、最大限のパフォーマンスをコース上で発揮すべく、チーム全員に士気がみなぎっています」とホーナーは語った。
「手強いライバルに対して、自分たちがどの位置にいるのかという部分は理解していますが、我々は真のレース屋であり、ホンダと同様に、タイトル獲得を目指して戦うという決意が年を経るごとに強くなっています」
「ホンダはこれまで、競争力のあるPUを供給すべく、ハイブリッド技術に多くのものを注ぎ込んでくれました。今もなお、パフォーマンス向上に懸ける彼らの献身と情熱には、本当に感謝しています。このオフの間にも、新しいPUから少しでも多くのパフォーマンスを引き出すために、同じく我々のパートナーであるエクソン・モービルとともに懸命に開発を続けてくれました。我々レッドブル・レーシングとしてもそれに応えるべく、新たなマシンであるRB16Bの開発に昼夜を問わず挑んできました」
「実際には、シーズン序盤の数戦が終わるまでは、ライバルに対する自分たちの本当の実力は測れませんが、ホンダ、そして我々の経験豊富なドライバーであるマックスと、チェコ(ペレス)とともに、この挑戦に向けた準備はできていると考えています」

アルファタウリのチーム代表フランツ・トストは、ホンダのパワーユニットの向上により、2021年はより一層高いパフォーマンスを発揮できるという期待を抱いている。
「今年はホンダと一緒に戦う4年目のシーズンになります。ホンダはこれまで、F1のPU開発に多くの情熱と資源を投入し、HRD-SakuraとHRD-UKにいるエンジニアたちも素晴らしい仕事をしてきてくれました。その努力により、ホンダのPUは高い競争力と信頼性を発揮するに至りましたが、今シーズンはそのPUにさらに改良を加えてシーズンに臨みますので、我々のマシンはより高いパフォーマンスを見せることができると考えています」
「アルファタウリとホンダはここまで非常にいい関係でパートナーシップを組んできたので、今年いっぱいで彼らがF1を去ることは本当に残念です。一方で、新設されるレッドブル・パワートレインズの下で来年以降もホンダのテクノロジーが入ったPUの使用が継続できることを、楽しみにしていますし、我々アルファタウリとレッドブル・レーシングにとっては最善の策を選択することができました」
「今年はホンダとのラストイヤーになりますので、一緒に可能な限りのいい結果を獲得すべく、ベストを尽くしたいと思います」

