■フェラーリ(SF21)
午前セッションにはシャルル・ルクレールが登場、80周を走り、1分30秒486(C3タイヤ)で10番手。午後のカルロス・サインツJr.は、79周のなかで1分29秒611(C4タイヤ)をマークし、3番手に入った。
マッティア・ビノット代表は「昨シーズンと比較して多くのエリアで改善したと感じる」とポジティブな感想を述べている。

■アルファタウリ・ホンダ(AT02)
ピエール・ガスリーが午前を担当、76周を走りこみ、1分30秒828(C4タイヤ)で全体の12番手となった。午後にコースに出た角田裕毅は、91周のなかでロングランとショートランを実施。セッション終盤にソフトタイヤでアタックし、1分29秒053(C5タイヤ)でフェルスタッペンと0.093秒差の2番手となった。
チーフレースエンジニアのジョナサン・エドルズは、この日行ったレースシミュレーションで角田はタイヤマネジメントについて学ぶことができたとして、ルーキーである角田にとって有意義な一日だったと振り返っている。

■アルファロメオ(C41)
キミ・ライコネンが一日を通して走行、166周を走りこみ、 1分29秒766(C5タイヤ)で4番手という好位置で最終日を締めくくった。ライコネンは「テストのタイムには何の意味もないが、マシンの感触は去年よりいいと感じる。2020年終盤のベストな時期より速くなっていると思う」とポジティブな発言をしつつ「それをレースでのパフォーマンス向上につなげられるかどうかが重要だ」とも述べている。

■ハース(VF-21)
午前にはミック・シューマッハー、午後にはニキータ・マゼピンが走行。シューマッハーは78周を走り1分32秒053(C3タイヤ)で15番手。初日にトラブルで走行時間を失ったが、その遅れを取り戻せたと、シューマッハーは述べている。マゼピンは67周のなかで出した1分31秒531(C4タイヤ)で14番手だった。マゼピンは、3日間でたくさんのことと学ぶことができ、楽しいテストだったと語った。

■ウイリアムズ(FW43B)
ジョージ・ラッセルがプレシーズンテストでの最初で最後の走行を行った。158周を走りこみ、1分30秒117(C5タイヤ)で6番手に入り、ラッセルは「有意義な一日だった」とコメントしている。
ヘッド・オブ・ビークルパフォーマンスのデイブ・ロブソンは、「マシンのペースについてはまだ評価できないが、現時点ではいい感触を持っている」と語った。
