翻訳・まとめ 柴田久仁夫 / autosport web / Kunio Shibata

 オンラインでの2021年F1新車発表では巧妙に隠されていたアップデート部分が、バーレーン直前テストで砂漠の炎天下にさらされた。失われたダウンフォースを回復しようと、各チームが様々な工夫を凝らしている中で、最も注目すべき5つの変更点を、F1i.comの技術分野を担当するニコラス・カルペンティエルが紹介する(全2回)。

1)ディフューザー規定変更に賢く対応したマクラーレン

 開幕直前テストで技術的に最も注目を集めたのが、マクラーレンがディフューザーに施した工夫だった。FIAはF1マシンがこれ以上速くならないよう、ダウンフォースの大幅な削減を目論んだ。ディフューザー性能を落とすため、内部を分割するストレーキの高さを基準面から50mmに制限。それによってディフューザー内部の整流効果を落とし、ダウンフォースを減らすためだった。

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