──初日に角田選手に出た不具合は何でしたか。アルファタウリは門限を破って、作業を続けていましたが。
田辺TD:いろいろ不安なデータが出ていたので、車体、パワーユニット双方のデータ確認をしつつ、該当箇所と思われるパーツ交換などを続けたために、長時間の作業となってしまいました。2日目の走行は、まったく問題ありませんでした。
──FP3の走行でも、ガスリー車に比べてパワーが出てないような無線交信がありましたが。
田辺TD:パワーが出ないと言っていましたか?
──「ストレートでタイムロスしている」とか、「パワー失っているようだ」と言っていました。
田辺TD:そうですか。確認します。
──門限時刻を過ぎてまで作業したのは、不具合が車体側かパワーユニット(PU)側か、特定に時間がかかったということですか。
田辺:そうですね。確認に時間がかかり、さらに車体、PU両方に関わりのある部分だったので、対処にも時間がかかった。今日の予選に備えて、十分問題を解決したいとじっくり作業しました。
