昨年メルセデスは、ハミルトンかバルテリ・ボッタスのどちらかが欠場した時に備えて、元ハースのドライバーでもあるエステバン・グティエレスを待機させた。しかしグティエレスは、F1に出場するための十分なスーパーライセンスポイントをもはや持っていない。とはいえチームの発表によると、グティエレスはブランド&ビジネスアンバサダーとしてチームとの関係を継続するという。
「エステバンはメルセデスの大切なメンバーだ」とウォルフは語った。
「2018年以来、彼が舞台裏で行なってきた仕事は、毎回のレースウィークでマシンから最大のパフォーマンスを引き出すのに重要な貢献をしてきた」
「業界についての彼の全般的な理解には感心させられるし、我々の成功に向けて幅広く貢献できるポテンシャルを彼が持っていると考えている」
「彼は中南米市場において、我々が価値ある商業関係を構築するサポートをしてきたし、チームの他の領域においてもさらに大きな貢献ができる立場にいる」
一方グティエレスは、「メルセデスで新たな幅広い役割を引き受け、コース外におけるキャリアの次の章を始めるなかで、チームのすべての分野における経験を積んでいけることを嬉しく思っている」と語った。
「過去3年間、僕はチーム全体にいる優れた才能の持ち主たちと仕事をする特権に恵まれた。さらに今後数年にわたって、ビジネスに集中した新たな役割においてこの協業関係を継続することを楽しみにしている」

