更新日: 2021.04.21 16:03
メルセデスF1代表、クラッシュのラッセルに激怒。マシン大破が開発計画に影響か
ウォルフはまた、ハミルトンがラッセルをトサヘアピンで周回遅れにしようとして、濡れた路面で滑ってコースオフした件について、ラッセルはより安全な形でハミルトンを前に出すこともできたはずだと示唆した。ラッセル自身、その場所は当時最もウエットな場所であり、別の場所で譲るべきだったかもしれないが、できるだけ早く前に出してあげたかったのだとコメントしている。
「ルイスがコースオフをした時のことだが、ジョージはルイスを助けようとして、逆のことが起きた。その後にバルテリとのインシデントだ」とウォルフは言う。
「つまりあの時点で、我々の2台はノーポイントの状況だった。なんとか挽回して2位を獲得し、ファステストラップを記録したのは満足すべきことではあるが、1台を失い、バルテリがノーポイントに終わった事実を見逃すことはできない」
ラッセルはメルセデスのふたりに対してもっとうまく対応すべきだったと思うかという問いに対し、ウォルフは「そのとおり」と答えた。
「メルセデスが近くにいて、路面は濡れている。オーバーテイクすることにはリスクが伴う。路面が乾きつつあるコンディションではリスクが高いのだ」
「ジョージには実力を証明してほしいなどとは思っていない。バルテリはこのチームで5年走っており、彼の方は何かを証明するための行動はしない」
事故直後、ボッタスのマシンに近づいて怒りを示し、その後も激しく非難していたラッセルだが、月曜になってボッタスとウイリアムズチームに対する謝罪文を発表、「もっとうまく対処するべきだった」とコメントした。