この新たな計画はF1のCEOを務めるステファノ・ドメニカリによって1月に再検討が促されたが、チームからのコストとロジスティクスに関連した数多くの質問には、長期にわたる調査と明確な回答が必要だった。
しかし最終的には、スプリント予選レースのトライアルを行って将来におけるそのメリットを評価することに、全員が賛成した。
「(課題のひとつは)金曜日と土曜日の走行をエキサイティングなものにするチャンスを得ながらも、メインイベントの価値を損なわないようにするために、おそらくは短縮版レースになるだろうが、適切なバランスを持つフォーマットを見いだすことだった」とブラウンは説明した。
「バランスを見つけなければならなかった。どのようにすべきか誰もが異なる意見を持っていた。また財政面とロジスティクス面について、チームに大きな影響が出ないような解決策を見つけることもあった」
「彼らはこのイベントを求めており、全員が大きな課題の下で取り組んでいた。イベントを妥協することなく、彼らがうまくできるような解決策を見つけなければならなかった」
「ドライバーたちはこのフォーマットに前向きだ。ドライバーたちが前向きな姿勢でいてくれること、それだけが我々が望むことだ。そうすれば我々はこのイベントを評価し、将来的にF1シーズンを構成するフォーマットにするかどうか判断できる」
「もしうまくいかなければ、降参してから再度検討することになるだろう」
しかしこのフォーマットがうまくいっても、今後全面的に開催することにはならないだろうとブラウンは述べた。
「このフォーマットがモナコで成功するかどうか私は確信が持てない。こうした週末を我々はシーズンを通したグランドスラムイベントと考えているので、異なるイベントなのだ」
「シーズン全体で行うようになるとは考えていない。限られた数のレースで行われるだろうが、どこで行うかはこれから決定される」
