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投稿日: 2021.05.01 16:24

【SNSピックアップ】F1第3戦(1):「もう、うんざりだ」ソーシャルメディア上のヘイト撲滅へドライバーが団結


F1 | 【SNSピックアップ】F1第3戦(1):「もう、うんざりだ」ソーシャルメディア上のヘイト撲滅へドライバーが団結

 ソーシャルメディア上での差別や誹謗中傷問題は日本のみならず世界中で問題となっている。そしてこの週末、イングランドのサッカークラブが、この問題を撲滅すべく、ソーシャルメディアへの投稿をボイコットする活動を行っている。

 この活動は各スポーツ界へ波及し、F1界からもこの活動を支持するコメントが相次いだ。

●ルイス・ハミルトン

「フットボールコミュニティの意思とともに、僕はこの週末、すべてのソーシャルメディアを閉じる。オンラインであろうと無かろうと、誹謗中傷を良しとする場所はない。これまでのあまりにも長い期間、少数の人々が画面越しにヘイト投稿を簡単にできてきた」

「ボイコットをしても一朝一夕にしてこの問題が解決されることはないだろうが、それが不可能に思えることだとしても、然るべき時に変化を訴える必要がある」

「スポーツは人を団結させる力がある。どんなスポーツでも誹謗中傷を許してはならない、未来の世代のために、変化をもたらす人になろう」

●F1公式

「我々はオンライン・オフライン、あらゆる形態の人種差別撤廃に向けて活動し続ける。オンラインにおけるヘイトに対応し、ファンにも同じアクションを起こすことを願いたい」

●ランド・ノリス

「この週末、ソーシャルメディアのボイコットに賛同する。多くの人がネット上の誹謗中傷に困惑しており、ソーシャルメディア企業はこの問題の解決をさらに進める必要がある。キーボードに隠れるのはよくないことだ。いい加減にしよう」

●ジョージ・ラッセル

「今週末はソーシャルメディアを閉じるよ。変化を起こす時なんだ」

●ダニエル・リカルド

「オンラインの誹謗中傷に立ち向かうべく、向こう数日間はオフラインになるよ。あらゆる形の誹謗中傷は許されないし、ヘイトをシェアしたり許す者は責任を負うべきだ。前向きな行動と、行動する前に考えてほしい。何も良いことが言えないなら、言う必要はない」

●ニコラス・ラティフィ

「今週末のソーシャルメディアブラックアウトに参加する。多くの人がオンライン上で経験したヘイトや差別への対抗措置を誇りに思う。今すぐ止めなくてはならない。このような問題にスポットを当てる取り組みを支持する」

●セルジオ・ペレス

「すべてのスポーツコミュニティに、僕の意思を示したい。この週末、僕はいかなるソーシャルメディアへも投稿をしない。誹謗中傷、差別、アスリート、ソーシャルメディア上のすべての人々への攻撃に対抗する。キーボードや画面越しに隠れながら攻撃をする人が、とても残念だよ。もう、うんざりだ!」

●カルロス・サインツJr.

「ご存知の方も多いだろうが、イングランドのサッカー団体は、多くの選手やサッカー関係者が日常的に受けている誹謗中傷に対抗し、3日間のソーシャルメディアボイコットを実行する」

「この投稿は、容認できないこの問題に対する認識を高めるべく、僕がこのボイコットを支持することを知らるものだ。ソーシャルメディアの利用者の大半は、敬意と責任を持っていると信じている。そして、ソーシャルメディアは、僕たちのコミュニティをつなぐ、とても強力な手段だ。真のファンでありサポーターであるみんなは、僕たちの活動の中心であり、この週末にみんなとの関係を完全に断ち切ることは理想的ではない。けれど全体像を共有し、理解してほしい」

「スマートフォンやキーボード、偽のプロフィールに隠れて、ソーシャルメディアを誹謗中傷や人種差別、あらゆる形の暴力や虐待を拡散するためのプラットフォームとして利用するような行為は、絶対に許されない」

「ソーシャルメディアプラットフォームを運営する企業は、言論の自由を保証する一方で、この種の行動や有害なユーザーを特定して対処するための手順を大幅に改善する必要がある」

「自らの意識、教育、敬意が重要なんだ。昨今の繁栄した社会では、オンラインでも現実でも、憎しみ、暴力、人種差別を根絶するために最善を尽くす必要がある」

 また上記で紹介したドライバー以外でも、角田裕毅やフェルスタッペン、シャルル・ルクレール(フェラーリ)らはInstagramのストーリーズにてこの運動への賛同を表明しており、ほぼすべてのドライバーがこの週末、ソーシャルメディアを通じた発信活動をボイコットするとしている。


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