更新日: 2021.05.03 06:51
チャンス逃さずハミルトンが逆転で今季2勝目。レッドブル・ホンダのフェルスタッペンは2位【決勝レポート/F1第3戦】
フェルスタッペンはハミルトン攻略をひとまず諦めて1.5秒のギャップを置いて走行しタイヤをいたわる。ペレスはなかなか4番手ノリスを攻略できず毎周0.5秒ずつ離されていき、フェルスタッペンから9秒差に。14周目でようやくノリスを抜いて4番手に浮上した。角田もターン5でラッセルを抜いて15番手に上がる。
ボッタスの背後でチャンスを狙っていたハミルトンは、20周目のターン1でDRSを使ってアウトからオーバーテイクし首位に立った。ハミルトンはじわじわとボッタス以下を引き離して行き、2番手に落ちたボッタスはDRS圏内に入った3番手フェルスタッペンからの攻撃に晒されることになる。
21周目、サインツが先陣を切ってピットインし、寿命的にはギリギリだと思われるミディアムに履き替える。角田もピットインしてこちらはハードに交換した。翌22周目にノリス、オコン、ベッテルもピットインし、ノリスはサインツの前をキープした。ノリスとベッテルもミディアム、オコンはハードを選択している。
24周目にはガスリーがピットインしミディアムを履き、翌25周目にミディアムスタートのルクレールもピットインしてハードへと履き替えサインツの後方、ガスリーの前でコースに戻る。
ハードタイヤのオコンは34周目のターン1でガスリーを抜いて11番手へ。後方スタートのダニエル・リカルド(マクラーレン)、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、ストロールは依然としてピットインをせずに第1スティントを引っ張っている。
35周目、フェルスタッペンは先にピットインしてハードに交換し、ボッタスに対してアンダーカットを仕掛ける。翌36周目にボッタスがカバーに入り、同じくハードに交換してフェルスタッペンの前で戻る。フェルスタッペンはアウトラップを全開で走り、タイヤが温まらないボッタスをターン5で捉えてインに飛び込んで実質2番手を奪い取った。首位ハミルトンは翌37周目にピットインしてハードに交換し、実質トップのままでコース復帰を果たした。
フェラーリは37周目にルクレールがサインツの前に出て、サインツはオコンからのプレッシャーを受ける。オコンは44周目のターン1でDRSを使ってアウトから抜き去って7番手に上がる。