更新日: 2016.11.28 18:36
タイトル争いに敗れたハミルトン「遅く走るのは不正じゃない。チームはなぜ干渉するのか」F1アブダビ日曜
2016年F1アブダビGP決勝で、メルセデスのルイス・ハミルトンは優勝したが、ドライバーズタイトルはニコ・ロズベルグのものになった。
■メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ルイス・ハミルトン 決勝=1位
このチームでの32回目の優勝を挙げた。チームの皆に感謝したい。それから、ニコ、初タイトル獲得おめでとう。いい仕事をしたね。
(自身のタイトル獲得のチャンスに期待し、ゆっくり走ってロズベルグを押さえつけて後続に追いつかせたこと、チームからペースを上げるよう繰り返し指示されてもそれに従わなかったことについて聞かれ)彼らがなぜ自由にレースさせようとしないのか分からない。(ペースを上げなければ)優勝を失うというような危険を感じたことは(レース中)一度もなかった。
残念だけど、彼らの思考プロセスは明らかだ。僕から言えることはない。
僕は今日、危険なことも不正なこともしたつもりはない。僕らはタイトルを争っていたんだ。僕がレースをリードしていた。だからペースをコントロールした。それがルールだ。
僕はシーズンを通して大量にポイントを失ってきた。だからコース上で戦っている。チームに損害を与えるようなことをするつもりは一切ない。でもコンストラクターズ選手権はすでに獲得済みで、今日は(ドライバーズタイトルを)僕とニコのどちらが取るかの戦いだった。なのにチームは干渉する必要があると考えた。
彼らがなぜ自由にレースをさせようとしなかったのか分からない。僕はトップを走りながらタイトルを失いつつあるのを知っていた。でもレースを失いつつあるとは一度も思わなかった。
後でこれについては話し合うつもりだ。でもこのことで、ニコがタイトルを獲得したことにあまり注目が集まらなくなってしまうのは絶対によくない。タイトルを取るのはすごくうれしいことだからね。
僕も気分はいいよ。今年はやれることすべてをやった。特に終盤はそうだ。だけどニコは1年を通して大きな問題に見舞われることなく過ごしてきた。だから最終的に僕らはこういうポジションにいるわけだ。彼は素晴らしい仕事をしたから祝福したい。来年また戦うのが楽しみだ。
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています