更新日: 2021.05.23 12:55
「Q2より0.5秒も遅いなんて最悪の展開」最終セクターのタイムロスが響き9番手/セルジオ・ペレス予選後インタビュー
──2日目は一気に気温が下がりました。
ペレス:そう。結局は、気温低下にうまく適応できなかったんだと思う。予選Q2の最後にペースが伸び悩んでいる感じがして、Q3に向けてアプローチを変えたんだ。でも1回目のアタックでは、フロントタイヤがしっかり温まってくれなかった。最後のアタックはセクター2まで順調だったけど、最後にトラフィックに捕まってしまった。あそこで大幅にタイムロスして、どうしようもなかった。
──それがなかったら、どこまでいけていたでしょうか?
ペレス:Q2のタイムでも、少なくとも6番手まではいけていたね。いろいろな要因があったにせよ、Q2タイムよりコンマ5秒も遅かったなんて、最悪の展開だ。
──マックス・フェルスタッペンも初日フリー走行ではマシンバランスに手こずっていましたが、そこから一気に速さを上げていきました。
ペレス:確かにマックスの方が、伸び代が大きかった。彼の方がモナコでのマシンの理解が深くて、それがラップタイムに反映されたということだと思う。僕は残念ながら、そこまでいけなかった。
──モナコGPはあなたにとってどれほど特別ですか。
ペレス:他のどんなグランプリよりも特殊なコースだ。そしてドライバーにとってはどこよりも走りがいがあって、いい結果を出すことに必死になれる。レッドブル・ホンダに移籍した今年のモナコはその意味で本当に期待していたけど、期待通りに進まないのもモナコなんだろうね。
グリッド順位が最重要なのは十分わかっているし、オーバーテイクが簡単じゃないことも十分わかっている。でもレースではベストを尽くして、ひとつでも上でフィニッシュするつもりだ。