角田はまた、今の大きな課題は、走行中に自分をコントロールし、冷静にチームと対話できるようになることだと語った。今年、何度か角田が無線で興奮している様子がF1の国際映像で取り上げられた。
「自分自身をコントロールすることが今の自分にとって一番のテーマです。特にバルセロナでは完全に制御がきかない状態でした」
「理由は分かりませんが、無線のボタンを押してしまいました。必要がないのに、押してしまったのです」
「どういうわけか、彼らに叫ばなければならなかったのです。これは間違いなく僕の欠点なので、無線でのコミュニケーションについて改善する必要があります。あれ以来、無線の問題はよくなりつつありますし、今後もっとよくなると思います」
角田は、予選ラップなどで集中している時に話しかけられるのは本当は好きではないとも明かしている。
「なぜだか(コクピット内で)熱くなりすぎてしまうのです。自分だけで自然にラップを走るのが好きで、プッシュラップで集中を乱されたくはありません。いいラップを走っているときは特にそうなのです。それはほとんどのドライバーが同じだと思います」
「でも、無線でのコミュニケーションはF1では特に、とても重要なことです。無線で叫んでも無意味です。アドバイスが欲しければ、今の問題は何か、今のマシンの限界は何かと冷静に尋ねれば、チームにサポートしてもらえます」
「こちらが叫んでいるだけでは、チームは何もできない。無線でのコミュニケーションは重要だと思っています」
