更新日: 2021.06.05 14:13
ホンダF1田辺TD初日会見:4台がトップ10入りも「車体、PUともに改善の余地はある」好調フェラーリを警戒
──バクー市街地コースはセーフティカーが導入されないと燃費が厳しいコースですが、そこは今年も変わっていませんか?
田辺TD:はい。(スロットルを)踏みっぱなしでは辛いですね。そこは今日のデータに検討を加えて対処していきます。
──土曜日は風が強くなるようです。
田辺TD:北側からの風が基本のようですね。確かに風は土曜日、日曜日と吹き続け、日曜日が一番強くなるようです。
──風が強くなるとわかっている場合、それをある程度想定してパワーユニットのセッティングは調整するのでしょうか。あるいは出たとこ勝負なのでしょうか?
田辺TD:風向きと風の強さは、ある程度は考慮して作業を進めています。ただ実際問題、完全に対応することは難しく、文字どおり『風の吹くまま』のようなところはあります。もちろん対策を放置しているわけではないのですが、風向きが真逆になったりすると、そこは考慮しないといけないです。
──実際に風向きは変わりそうですか?
田辺TD:確認の必要がありますが、ビル群の影響で局所的に風向きが変わったりします。なんとも言えないですね。
──FIAから各チームのパワーユニット使用リストが発表されましたが、パワーサーキットということだからでしょうか、多くのチームが新品のパワーユニットを投入していました。そんななかでホンダは投入を見合わせています。なにか意図があったのでしょうか。あるいは土曜日以降に交換するのでしょうか。
田辺TD:土曜日に交換する予定はありません。他チームは、パワーサーキットだからパワーユニットを交換すると言っているのでしょうか?
──いえ、理由は明記していないのですが、パワーサーキットにもかかわらずホンダとルノーはパワーユニット交換を見合わせているのが興味深いと思いました。
田辺TD:全23戦を年間3基のパワーユニットで乗り切るという計画のもとでやっていますので、この第6戦アゼルバイジャンGPで交換する予定はない。それだけです。