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投稿日: 2021.06.07 00:04
更新日: 2021.08.18 18:00

大波乱のレースでペレスがレッドブル移籍後初優勝。角田裕毅は自己最高7位に【決勝レポート/F1第6戦】


F1 | 大波乱のレースでペレスがレッドブル移籍後初優勝。角田裕毅は自己最高7位に【決勝レポート/F1第6戦】

 7周目のメインストレートでDRSを失ったルクレールをフェルスタッペンがパス。角田も同じ7周目のターン1でアウトからアロンソを抜いて7番手に浮上し、ペレスも8周目のメインストレートでルクレールをパスして3番手に上がった。

 前のボッタスを抜くのが難しいと判断したノリスは7周目にピットインしてハードタイヤに履き替える。角田に抜かれたアロンソも同様の戦略を採る。

 4番手に落ちたルクレールが9周目にピットインし、角田も全開でプッシュした上で9周目にピットインしハードタイヤに履き替える。角田はアロンソを抜いたノリスの前でコースに復帰した。

 11周目のターン8でサインツがフロントタイヤをロックさせ曲がりきれずランオフエリアに退避。大きく下位に後退してしまった。その周にハミルトン、ガスリー、ボッタスがピットインするがハミルトンはピットレーンの混雑のため4.6秒を要してしまう。

 フェルスタッペンは12周目にピットインしてハミルトンの3.5秒前方でコースに復帰して前のポジションを確保。翌13周目にはペレスもピットインし4.3秒を要するものの僅かにハミルトンの前で戻りレッドブル勢は実質の1-2体制を築き上げた。ペレスはハミルトンを抑え込み、フェルスタッペンはじわじわと差を広げていく。

 タイヤをいたわって第1スティントを引っ張ったベッテルが暫定首位に立ち、ポジションを争う角田とのギャップを広げていく。角田も全開走行で自己ベストを更新し対抗するものの、18周目まで引っ張ってハードタイヤに交換したベッテルが角田の2.5秒前方でコース復帰を果たす。

 各車が2〜3秒ほどのギャップを置いて走行し、タイヤをいたわるような展開。ハミルトンは徐々にペレスに離されていき、ボッタスだけがノリスを攻略しようと仕掛けるがなかなか抜ききれない。

 30周目のターン20出口でスタートからハードタイヤのまま引っ張っていたストロールの左リヤタイヤがバーストしてウォールに激しくクラッシュ。コース上にデブリが散乱しセーフティカー導入となるが、ピットエントリーはクローズとなりピットインはできない。

ランス・ストロール(アストンマーティン)
2021年F1第6戦アゼルバイジャンGP クラッシュしたランス・ストロール(アストンマーティン)のマシン

 セーフティカー先導のまま34周目にピットエントリーがオープンになり、アロンソ、ジョビナッツィ、ラッセル、シューマッハーがピットインしタイヤを交換するギャンブルに出る。しかしシューマッハーは左フロントタイヤが締まっておらず押し戻して作業を強いられる。


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