更新日: 2021.06.23 07:52
ロズベルグがメルセデスF1勢のディフェンスを批判「ボッタスの抜かれ方はひどかった」ハミルトンの“手ぬるさ”にも驚き
ロズベルグは、ハミルトンのディフェンスについても批判的だ。ハミルトンも1回ストップで走っており、終盤、タイヤに苦しんでいたため、フェルスタッペンに追いつかれると、たやすく抜かれてしまった。
「ルイスらしくない。ドアを閉めろよ!」とロズベルグ。
「いつもの彼は、1対1の勝負が誰よりも得意だ。だから彼が全くトライしなかったことに驚いた。なぜか手ぬるかったね」

ハミルトンは、その時フェルスタッペンに抵抗したとしても、いずれは抜かれていたため、タイヤを守ることを優先したと説明している。
「イン側にはマーブルがあったので、それを拾いたくはなかった。すでにタイヤがひどい状態なのに、さらにひどくしたくはなかったんだ」とハミルトン。
「彼(フェルスタッペン)はDRSを使っていた。あそこで前に出なかったとしても、その後、ストレートで僕を抜いて行っただろう。つまり結果は何ひとつ変わらなかった」
「あれ以上激しく抵抗しても無意味だったということだ。バルテリに起こったことを見ても分かる。あれ以上タイヤを駄目にするような行動をすることに意味はなかった」
レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、ハミルトンがフェアな戦いをしたと称賛している。
「マックスがオーバーテイクした時のルイスは非常にフェアだった」とホーナーが語ったとロイターが伝えた。
「ハードな防御、あるいはアグレッシブな防御をせず、非常にクリーンな動きをした」
ボッタスは、2回ストップで走ることを希望していたが、チームに許されず、激怒していた。ハミルトンも、レース後、「2回ストップで走っていたらうまくやれた可能性がある」と認めている。
「でも僕たちはそれが不可能だったので、理由を分析して理解したい」