──エネルギーマネジメントの厳しかったフランスでも、メルセデスに引けを取らない戦いができていました。その意味で、レッドブルリンクでもエネルギーマネジメントの不安はないですか?
田辺TD:ここは高速コーナーが多いとはいえ、バランスよくいろいろなコーナーが散りばめられています。ですので、特にエネルギー切れを起こす懸念はないです。
──同じサーキットでの2連戦で、いつも以上に緻密な準備が必要とリリースで言っていますが、より具体的にお願いします。
田辺TD:具体的にといいますか、一発外すとそれに対する回答を見つけることに苦労する。そういった懸念があるということです。ですので、できるだけパンパンと行きたいという、そういう考え方です。やることはいつもと同じです。
──持ち込まれるタイヤが2連戦で変わりますが、パワーユニットへの影響はありますか?
田辺TD:そのあたりはやりながら見ていきますが、劇的な影響があるとは考えていません。
──サーキットの標高が高い分、MGU-Hへの負荷は高いですか?
田辺TD:いえ。標高400mのポール・リカールでも大丈夫でしたので。(標高2000m以上の)メキシコを見据えて開発していますし、ここは我々の言い方で言うと『プチ高地』ですね。ダメージを受けるなど、そういうこともないはずなので問題ないレベルです。

