メルセデスにとって4連敗は、ターボ・ハイブリッド時代に入ってから最長の連敗記録だ。今年、F1規則では、タイヤへの負荷を減らすため、マシンにおいて空力的な変更が行われた。その影響を大きく受けていると、アリソンは認めた。ハミルトンは低下したマシンパフォーマンスに苦労しているが、モチベーションは依然として高く、自身8度目のタイトル、メルセデスにとって選手権8連覇を目指して、地道な努力を重ねており、それがチームにとって大きな後押しになっているという。

「タイヤをケアするため、空力面の規則変更が導入された。それ以来、以前のようなパフォーマンス向上を見つけることが非常に難しくなっている」とアリソンは語った。
「(ルイスは)自分のスキルを発揮できるマシンに乗ることを望んでいる。このような状況下で、我々にとって彼の存在は非常に大きい。彼は優勝すること、選手権を勝ち取ることに100パーセント集中しており、現状に対して反応し、その貢献度がより一層増している」
「先週はファクトリーに来て、シミュレーターで走りこんだ。必要なパフォーマンスを見つけ出し、前を行くレッドブルにプレッシャーをかけるため、誰にも負けないくらい熱心に取り組んでいる。彼は間違いなくベストな状態だ」