更新日: 2021.07.01 16:56
【ブログ】戦略でやり返したレッドブルとフェルスタッペンの完璧さ/F1自宅特派員フランス&シュタイアーマルク編
フランスGP決勝。
ポール・リカール・サーキットは曇り空でございまして、湿度が64%! ひぃ!
くせ毛のわたしには、湿度は大敵でございます。
どんなにブローしていても、モジャモジャになるモジャ毛地獄。
ホンマがモジャっているときは『ドンマイ!』と、見なかったふりをしていただけたら幸いです。
観客席にお客さんがたくさんいると、やっぱり格段に雰囲気が違いますね!
楽しそうなお客さんを見ているだけで、気持ちが盛り上がる不思議。
ちょっと前まで、これが当たり前の風景だったのに、この当たり前が貴重になるなんて想像もできませんでした。
ヘリコプターから軍人さんが降りて来て、ゴリフィー(ゴリラトロフィー)設置。
この小芝居、大好きですよ。
わたくし、数あるトロフィーのなかで、このゴリフィーが一番好きであります。
メルセデスとのタイヤチキチキレースのなか、32周目に2回目のピットインしたフェルスタッペンさん。
『このレース、どうなっちゃうの!』と心配いたしましたが、ライバルのアンダーカットの目をつぶす、攻めの戦略が功を奏しましたよ!
……ここだけの話、正直、これは成功しないのではと思っておりましたよゴメンナサイ。
でもギリギリだったけれども、勝てた! 勝っちゃったよ!
ハンガリー、スペインと戦略で負けたくやしさを、戦略でやり返してくれたレッドブルに拍手です。
セルジオ・ペレスさんの存在感もすごかった。
メルセデス勢もタイヤ交換するとなると、振り返ればヤツ(ペレス)がいる。
クソ(失礼)タイヤで残り10周走りきったルイス・ハミルトンさんも、さすがでございました。
さて、ハードタイヤでスタートの我らがキミ・ライコネンさん。
みなさんが次々とピットインされていき、10位まではあがったのはいいけれど、
あがったあとは、下がるだけなんですね……。
22周目でシャルル・ルクレールさんに抜かれ、ダニエル・リカルド、カルロス・サインツJr.、ピエール・ガスリーさんと抜かれていきますどこまでも。
どうしましょう、何も楽しいことがありません。
そもそもハードを履いた時点で、何もやれることがありません。
ランド・ノリスさんに抜かれ、フェルナンド・アロンソさんに抜かれ『もはやどこで入っても変らん』と悟りを開いた34周目にピットイン。
オーバカットは夢まぼろしでございます。
結果17位。
スタートも17番手。
53周も走ったこと自体が夢だったのかと思えるレースでございました。
次戦に期待しましょう。