──同じサーキットでの2週連続開催ですが、対メルセデスという観点では先週の予選でコンマ2秒だった差が、今回はコンマ3秒まで優位が広がっています。その点はどう評価していますか?
田辺TD:コンマ数秒の差を付けることができました。その位置関係自体は変わっていません。(メルセデスの)巻き返しを警戒していたなかで、それは防げました。
タイム差の違いに関しては、タイヤを含めたコンディションの違いや、レースに向けてのセッティングも考慮する必要があるでしょう。ドライビングの良し悪しもあります。ですので、1週間前からさらに差が開いたなど、そういう話はまったくないと思っています。
──今回はレッドブル・ホンダとメルセデスの間に、マクラーレンのランド・ノリスが入りました。フェルスタッペンは自分のスリップストリームを使われたと言っていますが、それがなかったとしてもマクラーレンの好調さは際立っていた印象です。レースに向けて、ノリスは警戒すべき存在ですか?
田辺TD:マクラーレン、特にノリスはこのところ素晴らしいパフォーマンスを見せています。中団チームと呼ばれていましたが、そこから抜けてきた感があります。そして今回はフェルスタッペンに並ぶフロントロウを獲得しました。決勝レースに向けては、楽しみといいますか、シーズンの今後の力関係を占う意味でも興味のあるところです。


