スパイからの手紙/メルセデスの有力候補は代表がマネジメントに関わるこのふたり
事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を『F1速報』から依頼を受けたスパイが独自に調査。送られてきた報告書を公開する。
メルセデス:ふたりの有力候補の噂
ニコ・ロズベルグの突然の引退によって生じたメルセデスの空席に、誰が収まるかについては、いまのところ様々な憶測がある。しかし、事情通の間では、バルテリ・ボッタスかパスカル・ウェーレインのどちらかになるだろうとの見方が有力なようだ。
その一番の理由は、この2人がエステバン・オコンと同様に、トト・ウォルフがマネージャーを務めるか、少なくともマネジメントチームの一員に名を連ねていることにある。すでにシーズンが閉幕してからの移籍となると、契約交渉が難航するのは避けたいからだ。
とはいえ、この2人のどちらを選ぶかという段になると、そう簡単には結論が出そうにない。ウェーレインは現時点でどのチームとも契約していないため、手続き上の問題は何もない。だが、彼はまだF1での経験が浅く、コンストラクターズ選手権タイトルの防衛を目指すメルセデスにとっては、少々心もとない部分があるに違いない。
一方、ボッタスであれば、ルイス・ハミルトンのバックアップとして、移籍後すぐに戦力になるのは確実だ。ただ、ウイリアムズとしては、経験のあるチームリーダーとしてボッタスが残留することを前提に、もう1台のクルマにルーキーのランス・ストロールを乗せることを決めており、いまさら彼を手放すわけにはいかないのである……。
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