赤旗中断の間に雨が上がり、レースは15時32分に再開。15台全車がインターミディエイトタイヤでセーフティカー先導でコースインして3周目をこなし、スタンディングスタートで4周目からレース再開となる。スタート前の4周目にハミルトン以外の全車がピットインしてミディアムタイヤに交換。グリッドからはハミルトンだけがインターミディエイトでスタートを切り、その後に各車がピットレーンから続々とスタートを切っていく。

ハミルトンは4周目にピットインするがこれで最後尾まで後退。オコンがトップに立ち、2番手ベッテル、3番手ラティフィ、4番手角田、5番手サインツ、6番手アロンソ、7番手ラッセル、8番手ライコネン、9番手リカルド、10番手シューマッハー、11番手にフェルスタッペン、12番手ガスリーとなった。
右側バージボードとフロアにダメージを負ったままのフェルスタッペンはペースが上がらず、ハミルトンは最速ペースであっという間に集団に追い着き10周目にはジョビナッツィを抜いて13番手に上がる。
首位オコンと2番手ベッテルが後続を大きく引き離していき、3番手ラティフィはついていけない。4番手角田はタイヤのデグラデーションが進んでラティフィに迫ることができず、後方にはサインツが迫る。14周目のターン2でフェルスタッペンがシューマッハーをパスし、続いて15周目にはガスリー、16周目にはハミルトンもシューマッハーを抜いていく。

前のガスリーに抑え込まれて抜けないハミルトンは19周目にピットインしてハードタイヤに交換する。これを受けてフェルスタッペンには全力を出し尽くせと指示が飛び、翌20周目にピットイン。しかし前のリカルドも同一周にピットインして抑え込まれてしまい、ハミルトンにアンダーカットを許してしまう。ハミルトンはターン1で大外からリカルドを抜いて2台のアンダーカットに成功し、前がフリーになったことでファステストラップを連発していく。
角田は22周目にピットインしてラティフィのアンダーカットを狙う。角田の1秒後方にいたサインツはチームからのピット指示に対し、フリーエアではもっと速いペースで走れるとこれを拒絶。3番手ラティフィが翌23周目にピットインするが角田の後方でコースに戻り、アンダーカットを許した。27周目にはハミルトンがラティフィに追い着いて抜き去り7番手に上がる。フェルスタッペンはリカルドに抑え込まれ、シューマッハーを先頭とするトレインから抜け出せない。ハミルトンは32周目のターン4でアウトから角田をオーバーテイクして5番手へ上がった。
30周目にガスリーがピットインし8番手へ。32周目にサインツもピットインしハミルトンの前4番手でコースに戻る。