更新日: 2021.08.10 19:36
F1マイアミGPは2022年5月前半に初開催予定。来季の暫定カレンダーは9〜10月に発表か
オーストラリアは現在、新型コロナウイルスのパンデミックを受けて開催を停止していることから、来年も3月中旬のバーレーンで開幕戦が行われる可能性が高い。そしてサウジアラビアが2022年の第2戦になる模様だ。今年の12月にジェッダでの最初のレースが行われるため、4カ月の間に2回のレースが当地で開催されることになる。オーストラリアは4月の枠への復帰を望んでいるが、新型コロナウイルスによる旅行制限が同国への入国に影響を及ぼしている。
5月は従来はスペインとモナコでレースが開催されていた。象徴的なモナコGPはすでに5月29日で確定しているが、2022年に予定されたマイアミの他にどのレースが加わるかは不明だ。
アメリカと、さらに北のモントリオールで行われるカナダGP観戦の旅を組み合わせるのはまだ早すぎるだろう。モントリオールは1年の前半は冷涼な気候であるため、6月までレースが行われることはないからだ。
来年のカレンダーへ注意を向けたとはいえ、F1は今シーズンについて解決すべき数多くの頭痛の種をまだ抱えている。日本とブラジルは、両国とも新型コロナウイルスの感染率が高く、危険にさらされていると考えられている。メキシコはイギリスの“レッドリスト”に掲載されており、イギリスへの帰国の際に長期にわたる隔離に入らなければならない。
F1経営陣が計画している緊急時の対応策は、COTAとサウジアラビアでダブルヘッダーを行い、その後バーレーンの外周コースでグランプリを開催することだ。中国GPの復活も可能性として考慮されてはいるが、この数週間で、武漢でデルタ株の新たな流行が始まったため、可能性は低いだろう。