翌日のフリー走行3回目。
バルテリ・ボッタスさんは33歳のお誕生日でございます。
『えっボッさんまだ33歳だったの?』と思ってしまったのは、ここだけの話で。
ライコさんのマシンに、バイブレーションに加えてブレーキが効かない現象が。
……アクセルが効かないならまだしも、ブレーキが効かないって、クルマとして一番ダメな症状では?
わたしのバイブレーションも激しくなってまいりましたよ。
ベルギーGP予選。
予選開始が雨でディレイに。
15分後に雨雲が抜けていくというけれども、このすごい雨が晴れるの?
と疑っていたら、本当に晴れました。
山の天気は気まぐれでございます。
Q1。
みなさんフルウエットタイヤのなか、インターミディエイトタイヤで出動したウイリアムズ。
ジョージ・ラッセルさんの好タイムを見て、みなさんインターミディエイトに替えられましたよ。
やるなウイリアムズ!
結果、ウイリアムズのふたりは5番手と10番手でQ2へ。
ライコさんは、チームメイトのアントニオ・ジョビナッツィさんより2秒落ちの19番手でございました。
……これ、マシン直ってないじゃろ。
これにて、わたしの予選も終了です。

Q2。
スタートの順番待ちで、ラッセルさんを前に入れてあげるルイス・ハミルトンさん。
これぞ王者の余裕でございます。
Q1に引き続き、ランド・ノリスさんがノリノリでトップに。
Q2敗退したシャルル・ルクレールさんは、チームに『あとで話し合おう』と体育館の裏に呼び出し無線。
ざんざん降りの雨のなかのQ3。
セバスチャン・ベッテルさんは無線で『赤旗中断にすべき』と忠告。
『アクアプレーニング現象がでる』と無線で語ったノリスさんは、オールージュの登り始めで大クラッシュしてしまいました。
ノリスさんの事故を無線で聞き、怒りに震えるベッテルさん。
マシンを止めて、ノリスさんの無事を確認するベッテルさん。
わたしのなかでベッテルさんは聖人枠に確定いたしましたよ。
セッション再開。
ラッセルさんが、マゼマゼからのトップへ。
それに続くハミルトンさんは、なんと2番手タイムでございました。
ラッセルさんがハミルトンさんに勝ってしまいましたよーーーー!
……Q2でハミルトンさんがラッセルさんを前に入れてあげたのはフラグだったのかしら、なんて密やかに思ってみたりしております。
最後はフェルスタッペンさんがポールをもっていかれましたが、観客席からの歓声がすごかった。
そういえば、オランダはベルギーのお隣さんでしたね。
雨のなか、お客さんたちは待っていた甲斐がありました。
とにもかくにも、すごい予選でございました。
