──レッドブル・ホンダとしては3日間、何もなく過ごせて、いまはホッとしていますか。
山本MD:ホッとしています。これだけのファンが来て、応援してくれてるのに何かあったらいけないと思っていたので、それは鈴鹿も一緒ですよね。いい意味での緊張感がオランダではありました。
──今回の1勝は鈴鹿のぶんも合わせて2勝分の価値でしょうか。
山本MD:それはないけど、今週末のオランダのファンを見て改めて思ったのは、こういうレースを鈴鹿のファンにも見せたかったなということです。それが叶わず、本当に悔しい思いです。
──その思いは木曜日くらいから?
山本MD:そうですね。毎日通勤するたびにその思いは強くなりました。日本のファンもリスペクトしてくれる人が多い。そういう素晴らしいファンに会うことができないのが非常に残念です。
──レース後、優勝したレッドブル・ホンダがコースに出て、スタンドのファンが写るように記念撮影を一緒に行っていました。ファンからの声援はすごかったですか?
山本MD:すごかった。まだファンが残ってるスタンドをバックに写真撮ってもらってよかったと思うし、いい意味でこの熱狂が次のレースの力になります。引き続き頑張ります。


──鈴鹿で開催できていたら、こうやってFOMの許可をとってコースに出て、鈴鹿でもファンと一緒に何かできたんでしょうね。
山本MD:もちろんできたと思います。だからとても残念です。
──なんとかサンクスデーはやりたいですね。
山本MD:まだわかりませんが、いまの状態だと厳しいかもしれません。
──撤退前になんらかの方法でファンとの交流がしたいですね。
山本MD:私の口からはっきりは言えないけど、日本GPのタイミングで日本にいるファンのために何かやろうと考えているようです。もう少しで発表できると思います。
