■レッドブル・レーシング・ホンダ
セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ) 決勝=9位

表彰台をかけて走っていたために、僕は(すぐに)インターに交換するのではなくスリックでステイアウトするという決断を下した。セクター1とセクター3はほとんどドライコンディションで、タイヤに温度を入れることもできていた。そのため、そのまま路面が乾いてしまえば、スリックで走り続けたマシンが有利になり、インターに換えたマシンはレースが台無しになっていただろう。
今になってみれば、スリックは正しいタイヤではなかった。雨が降り始めたタイミングによって、ラッキーだった人もいれば、そうでない人もいた。
僕たちは表彰台をつかめそうな位置にいたし、その素晴らしい結果に値する仕事をしていた。ピットストップで時間がかかった後に、3番手まで順位を上げていたんだ。でもレースにはこういうこともある。
ピットストップでの問題はヒューマンエラーによるものではない。皆がっかりしていたから、僕のマシン担当のピットクルーとは、レース後に話をして、元気かどうかを確かめたよ。
チーム全体で考えると、今日は大量にポイントを獲得することができたのでよかった。僕自身にとっては悔しいレースだったけれど、マシンからしっかりパフォーマンスを引き出すことができたと感じている。2週間後のトルコGPに向けて心強いよ。