翻訳・まとめ 柴田久仁夫 / Kunio Shibata

 2021年F1第15戦ロシアGPで各チームが走らせたマシンを、F1i.comの技術分野を担当するニコラス・カルペンティエルが観察、印象に残った点について解説する。今回は、メルセデスがテストした新フロントウイングと、パワーユニット(PU)への懸念について取り上げる。

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 今季のメルセデスは、かなり早い段階で来季2022年に向けてのマシン開発にシフトしたことを表明している。とはいえW12のアップデートはその時点で完全に止まったわけではなく、小規模な投入を断続的に続けてきた。ロシアの初日フリー走行では、ルイス・ハミルトン、バルテリ・ボッタスがともに、フロントウイングの新仕様を試していた。

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