Q2は決勝のレース戦略を見据えてメルセデスAMG勢とレッドブル勢、マクラーレン勢、ルクレール、ガスリー、エステバン・オコン(アルピーヌ)はミディアムタイヤでアタックへ。それ以外の各車はソフトを選び、Q3用以外の新品が1セットしか残っていない角田、アロンソ、ラッセルはまず中古のソフトで習熟走行を行う。
ここでフェルスタッペンが1分33秒464でトップに立ち、ハミルトンは0.333秒差の2番手、ノリスが0.416秒差の3番手。ペレスはターン19、リカルドはターン9のトラックリミット違反でタイム抹消となってしまった。
残り5分でペレスが2セット目の新品ミディアムを投入、リカルドも同様にミディアムでタイムを出しに行く。サインツもミディアムで2回目のアタックに臨み、ガスリーは2回目のアタックでソフトに履き替えたがタイムは更新せずにミディアムでQ3進出。
ペレスは暫定7番手のタイムを記録して、リカルドも9番手で辛くもミディアムでQ3進出。角田は最後のアタックで10番手のタイムを記録し2戦連続のQ3進出を決めた。その結果、Q3進出組ではサインツと角田だけが決勝はソフトタイヤスタートとなった。
オコンはスタートタイヤ選択の自由を選んで最後にバックオフして11番手、12番手ベッテル、13番手ジョビナッツィ、14番手アロンソ、15番手ラッセルというQ2敗退組となった。
Q2進出組のうちグリッド降格が決まっているアロンソはスロー走行で1分44秒台のタイムを記録して降格組3人のなかで最上位のグリッドを確保したかに思われたが、ベッテルが1分35秒台で12番手タイムを記録し、同じく35秒台を記録したラッセルはターン9のトラックリミット違反でタイム抹消となり、降格勢のなかでの最下位となった。

