更新日: 2021.10.24 21:12
ホンダF1田辺TD予選後会見:「高い総合力を持つレッドブルの良い面が出た」パフォーマンス改善を果たしポール獲得
──バルテリ・ボッタス(メルセデス)がこの4戦で3回のエンジン交換、しかも6基目のICE(エンジン本体)投入というのは、田辺さんはどう見ていますか。
田辺TD:昨年までのメルセデスを見ていた者としては、非常に驚いています。何かトラブルがあるから交換しているのでしょうが、エンジンメーカーにとってはかなり辛い状況だと思います。他のメルセデスユーザーも、2台換えていましたよね。厳しい感じなのかと想像しています。とにかく、驚いています。
──信頼性由来の問題が出て、なんらかの改良を加える場合、FIAおよび他メーカーに情報開示して同意を得ることになっていますが、今回のメルセデスはどうなんでしょう。
田辺TD:その点は全メーカーが技術規約に則った手続きでやっています。メルセデスから(変更申請が)出ているかと言えば、出ています。そこはルノーもフェラーリも、そしてホンダも出しています。
──田辺さんの口癖の「4台完走4台入賞」が今回は聞けていませんが、どうなんでしょう。
田辺TD:(苦笑)前戦トルコGPは、4台完走3台入賞でした。今回は是非その上を行きたいですし、それぞれがいいレースができればと思っています。
──今年はまだ一度も、4台入賞ができていません。そのことを特別に残念に思う気持ちは?
田辺TD:それは特にないですね。いつも4台完走、入賞を狙っていますが、ことさら記録的なことには興味ありません。それぞれいろいろな事情で、いろいろな結果になるわけですし。そこで悔いが出たら、次のレースでそうならないようにする。それにはどうしたらいいか、学んで対処する。もちろん毎戦の狙いは4台完走4台入賞ですが、できていないからといって特別に残念ということはないです。