Q2では各車とも決勝の戦略を見据えてミディアムタイヤでコースイン。ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)だけがソフトタイヤを履いてアタックに臨んだ。
ここでもフェルスタッペンが1分27秒953でトップに立ち、ペレスが0.222秒差で2番手。メルセデスAMG勢はビルドラップを挟んでからアタックしたもののボッタスが0.277秒差の3番手、ハミルトンはグリップが得られず0.762秒差の5番手。サインツはターン10イン側の縁石に乗って挙動を乱し高速でスピンを喫したものの、僅かにリヤウイングの翼端板をバリアに当てただけで事なきを得た。
フェルスタッペンはターン11の縁石をまたいでピットに戻り、ハミルトンは計測2周目で0.115秒差の2番手に浮上。ペレスもタイムを更新し1分27秒946でトップに立った。
アルファタウリ勢は2セット目のミディアムを投入してガスリーが5番手。角田はガスリーを0.1秒上回り、ノリスは最終コーナーでペレスに妨害されたと訴え7番手に留まった。
まだ効果的なタイムを記録できていないサインツはリヤウイングの翼端板が壊れたままで残り1分で最後のアタックに入るが、再びターン10出口でワイドになりタイムは記録できず。これで15番手でQ2敗退となった。11番手以下はダニエル・リカルド(マクラーレン)、12番手キミ・ライコネン(アルファロメオ)、13番手フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、14番手ラッセルとなっている。
最後にハミルトンがミディアムタイヤのままアタックを継続して1分27秒712を記録してトップタイムでQ2を終えた。2番手・3番手のレッドブル勢はソフトタイヤでコースインしてQ3に向けた習熟走行を行う。ボッタスはターン17出口でライコネンとあわやという場面もあったが4番手。アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)はバリアに僅かに接触したものの10番手でQ3進出を決めた。

