投稿日: 2021.12.11 17:32
F1第22戦木曜会見:硬い表情を見せたフェルスタッペン「自分のベストを尽くして、勝ってレースを終えたい」
取材・まとめ 柴田久仁夫
ルイス・ハミルトン(メルセデス)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)のタイトル争いばかりが注目されがちだが、中団の戦いも熾烈だ。たとえばドライバーズ選手権暫定5位のシャルル・ルクレール(フェラーリ)とランド・ノリス(マクラーレン)の差は、わずか4ポイントだ。ただし勢い的には、ルクレールが優勢だ。秋のロシアGP終了時点ではまだ絶好調だったノリスは選手権4位に君臨し、7位のルクレールに35点もの大差を付けていた。ところがそこからの終盤6戦で、あっという間に逆転してしまったのだった。
しかし木曜会見に並んで出席したふたりに、「もう勝負はついたのでは」と司会者が問いかけると、ルクレールは「とんでもない」と、きっぱり否定した。「たった4ポイントだよ。残り1戦では、すべてが起こり得るからね」。