更新日: 2021.12.12 21:50
フェルスタッペンがポール獲得もハミルトンと戦略分かれる。角田は初のガスリー越え【予選レポート/F1第22戦】
Q2は17時28分に開始。路面温度は28度まで下がっている。
ここでは決勝の戦略を考慮して各車ともミディアムタイヤでコースイン。アストンマーティン勢は中古のソフト。
ここでもハミルトンが1分23秒185でトップに立つが、フェルスタッペンも0.004秒差の2番手で続く。3番手ボッタス、4番手に0.219秒差で角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)。
ハミルトンは1周でピットインするがフェルスタッペンはクールダウンラップを挟んでもう1周アタックに向かう。しかしターン1で左フロントを大きくロックアップさせてフラットスポットを作ってしまい、ピットに戻る。ソフトでコースインしたカルロス・サインツ(フェラーリ)がハミルトンを0.011秒上回ってトップに立った。
残り4分を切ったところで各車が再びコースに向かい、メルセデスAMG勢とアルファタウリ勢だけがミディアムを履き、残りの11台は新品ソフトを履く。アタックラップ直前のセクター3は大渋滞となり、多くのマシンが大幅なスローダウンを強いられ、紳士協定違反の追い抜きが繰り返される。
スタートタイヤに予定していたミディアムタイヤにダメージを負ったフェルスタッペンは新品ソフトタイヤを履き、1分22秒800のトップタイムを記録して決勝のソフトタイヤスタートが決まり、ハミルトンと戦略が別れることになった。2番手ペレス、ミディアムで自己ベストを短縮したハミルトンは0.345秒差で3番手。決勝の上位グリッドでミディアムタイヤスタートは、ハミルトン、ボッタス、角田の3台となった。
アタックラップに入ることができなかったアロンソが11番手、ブレーキが冷えて止まりきれなかったガスリーが12番手、13番手ランス・ストロール(アストンマーティン)、14番手アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)、ターン14出口で停止するほどスローダウンしたセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)が15番手でQ2敗退。角田裕毅は8番手でQ3進出を決め、初めて予選でチームメイトを上回った。メルセデスAMG勢と角田だけがミディアムで決勝をスタートすることとなる。