投稿日: 2021.12.27 18:06
更新日: 2021.12.27 18:48
更新日: 2021.12.27 18:48
上位入賞は“ここまできた証”。角田は「パフォーマンスをさらに取りに行く」セッティングを要求/ホンダ本橋CEインタビュー
取材・まとめ 柴田久仁夫
レッドブル・ホンダが劇的な最終周ウインを飾ったF1第22戦アブダビGPは、アルファタウリ・ホンダにとっても2021年シーズン最高のレースとなった。角田裕毅4位、ピエール・ガスリー5位という結果だけでなく、初日から予選、レースへの流れも、完璧に進んだ週末だった。
2台が立て続けにバルテリ・ボッタス(メルセデス)を抜いて行った最終周では、「1ラップだけとわかっていたので、エンジンもフルパワーを出させた」と、全開プッシュを貫いた本橋正充チーフエンジニア。ホンダF1最後のレースは、第3期時代からいっしょにやって来た田辺豊治テクニカルディレクターとの最後のレースでもあった。ホンダF1の現場ナンバー1、2として苦楽をともにして来たふたりは、レース後がっしりと抱き合った。