マリオはまた、アンドレッティがインディアナ州にある保険持株会社『Group 1001』の社長兼CEOのダン・トーリスと提携する可能性があることについて話をした。同社のデジタルサービスブランドである『Gainbridge』はすでにハータのインディカー参戦のスポンサーとなっているが、F1の構想には参加していない。
「マイケルは同社との件について長いこと取り組んできた。F1の既存の10チームに加わることが承認されたら、彼らは次の日にでもすべての準備を整えるほどの勢いがある」
「これはたまたま起きたことではない。真剣に誠意を持って進められていることだ。単なる思いつきや、やりたいことリストのひとつなんかではない。本気のことだ」
「マイケルは一度決めたことをとことん追求する。彼は計画を支えるために適切な人々と連携しており、うまくやっている」

アンドレッティは以前、ザウバーが運営するアルファロメオF1を買収してF1に参入することを試みたが、交渉は昨年11月に決裂した。マイケルが当時説明したところによると、この新事業をめぐる「支配権の問題」があったためだという。つまりアンドレッティは今後2億ドル(約229億円)のエントランスフィーを払って新チームを参入させることになるが、マリオによるとこのことはFIAへの申請前にすべて考慮されていたという。
「彼らはすべての必須条件を満たして進んでいる」とマリオは認めた。「すべての準備ができており、すべての項目をチェックしている。含まれるすべての事柄についてだ」
「どこまで確実性があるか理解できないかもしれないが、誠心誠意を持ってことは進められている」
しかし今週初めに、匿名の情報筋が『IndyStar』に以下のように話した。
「既存のチームにしてみれば、(新チームが加わることで)賞金の取り分が減るのはあまり喜ばしいことではないだろうと想像できる」
「こう着状態だ(とある関係者は言うかもしれない)。『今の状況は我々10チームにとって都合が良いのだから、このままにしておこう』ということだ」
だがマリオは、「私が知っていることは、彼らが取り組んでいるということだ」と答えた。「それが彼ら(FIA)が彼に言ったことのようだ。要請されたことはすべてできるし、彼は聞く用意がある」
「今のところボールは向こう側にある」
