F1ドライバーたちは今もグランプリレースの新世代マシンについて学んでいるところだ。角田も例外ではないが、FIA F2での18インチタイヤの経験が今年役に立つだろうと考えている。
「車体形状やタイヤサイズなど、多くの点でマシンは昨年のものと大きく異なります」
「ドライビングの面では、新タイヤが一番大きな違いを生むと思います。そのことはアブダビでのテスト後にすでに気づいていました」
「13インチから18インチタイヤへの切り替えによって、マシンは高速コーナーではるかに鋭く機敏に動くように感じられますが、そうしたコーナーでは制御範囲が大きくなるでしょう」
「低速コーナーではマシン重量の増加によって、わずかに遅くなります。18インチタイヤを履いたF2マシンのドライビングを覚えていますが、その経験が今役に立つと思います」

バーレーンテストで全体で7番手のファステストタイムを出した角田は、アルファタウリの新車AT03のポテンシャルについて楽観的な見通しを持っているが、最終的にF1の序列におけるマシンの位置を決めるのはストップウォッチだ。
「大きな問題ではなかったにせよ、ポーパシング現象が起きて、テストでのマシン開発に制約がありました」
「影響を減らすために何をする必要があるかは分かっています。現在の状況にはとても満足しています」
「僕たちのマシンにはポテンシャルがあると思いますが、たった6日間のテストの後では、序列のどこにつけているのかは分かりません。バーレーンで何が起きるか様子を見ることになるでしょう」
「体もより仕上がっていますし、できるだけ早くコースに順応し、常に冷静でいる方法も分かっています」
「昨年のバーレーンでのデビュー戦は9位でフィニッシュしました。サクヒールのコースで充実した3日間のテストを行ったばかりですから、あそこでのレースで何ができるかとても楽しみです」
