F1 ニュース

投稿日: 2022.03.25 06:07
更新日: 2022.03.25 06:12

【全ドライバー独自採点/F1第1戦】完璧な戦いをしたルクレールと未熟さが残るフェルスタッペン


F1 | 【全ドライバー独自採点/F1第1戦】完璧な戦いをしたルクレールと未熟さが残るフェルスタッペン

■マクラーレン

ランド・ノリス:評価 5/10
予選13番手/決勝15位

2022年F1第1戦バーレーンGP ランド・ノリス(マクラーレン)
2022年F1第1戦バーレーンGP ランド・ノリス(マクラーレン)

 他チームと逆の戦略を採って、ミディアムタイヤでスタートしてみたが、結局はマシンにポイントを争う力がないことが分かり、ノリスは気落ちしたのではないだろうか。

 予選では素晴らしい仕事をしたが、決勝ではミディアムタイヤでスタートしたために1周目に順位を落とし、入賞争いから遠ざかった。その後のタイヤ戦略も首を傾げるようなもので、ファーストスティントを非常に長く取った後に、ピットストップ後、ダニエル・リカルドより後ろの最後尾に落ちてしまった。

ダニエル・リカルド:評価 5/10
予選18番手/決勝14位

2022年F1第1戦バーレーンGP ダニエル・リカルド(マクラーレン)
2022年F1第1戦バーレーンGP ダニエル・リカルド(マクラーレン)

 Covid-19に罹患した後、まだ体調が完全には回復していない状態で出場したので、やはりエネルギーが不足している様子で、多少精彩を欠いていた。

 リカルドは、体調が完璧でない上に、バーレーンテストでは一度も走ることができなかった。しかしそれを考慮しても、予選Q1でノリスから0.7秒遅れというのはあまりに差が大きい。

 それでも決勝では 持ち前のレースのうまさによって、ミディアムタイヤスタートによる不利を乗り越えて、後方から抜け出していった。ノリスよりピットストップのタイミングが良かったことで、最終的にはひとつ上でフィニッシュした。

■アルピーヌ

フェルナンド・アロンソ:評価 6/10
予選8番手/決勝9位

2022年F1第1戦バーレーンGP フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
2022年F1第1戦バーレーンGP フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)

 ほとんどのセッションでエステバン・オコンより速く、予選Q3にも進出した。しかし決勝では早い段階でタイヤを使いすぎたことで、チームからオコンを前に出すよう指示された。その後も上位に浮上するチャンスをつかめず、タイムペナルティを受けたオコンよりも後ろでフィニッシュした。

 アロンソの計画、いわゆる“EL PLAN”は、今シーズン、あまり良いスタートを切ることができなかったが、2ポイント獲得できたのは悪くないだろう。

エステバン・オコン:評価 7/10
予選11番手/決勝7位

2022年F1第1戦バーレーンGP エステバン・オコン(アルピーヌ)
2022年F1第1戦バーレーンGP エステバン・オコン(アルピーヌ)

 FP1で新パッケージのマシンが破損したため、旧仕様のサイドポッドで走らなければならなかった。その影響もあってか、予選ではQ3進出をわずか0.065秒差で逃した。

 しかしレースではアロンソよりも速く、ファーストスティントではチームオーダーによりアロンソの前に出たが、サードスティントでは楽にアロンソを追い抜いた。1周目にミック・シューマッハーをスピンさせたことでタイムペナルティを受けたが、しっかり挽回。アルピーヌにとってあまり良い流れでなかった週末に、ポイントを持ち帰った。

■アルファタウリ

ピエール・ガスリー:評価 7/10
予選10番手/決勝リタイア

2022年F1第1戦バーレーンGP ピエール・ガスリー(アルファタウリ)
2022年F1第1戦バーレーンGP ピエール・ガスリー(アルファタウリ)

 FP1でトップに立ってみせたのは驚きだったが、その後のプラクティスではトップ10圏外に沈み、厳しい状況であることが分かってきた。予選ではQ3に何とか進出したものの10番手。決勝スタートでふたつ順位を上げ、ポイント圏内を走っていたが、トラブルでリタイアしなければならなかった。

 ケビン・マグヌッセンより早くピットインしたことで、ほんの短い間だけ彼の前を走ったものの、アルファタウリのマシンには残念ながらハースやアルファロメオと戦える力はなかった。

角田裕毅:評価 7/10
予選16番手/決勝8位

2022年F1第1戦バーレーンGP 角田裕毅(アルファタウリ)
2022年F1第1戦バーレーンGP 角田裕毅(アルファタウリ)

 トラブルでFP3で全く走れなかったことが響いて、予選は0.024秒差でQ2進出を逃した。

 決勝オープニングラップに4つポジションを上げ、バルテリ・ボッタスを長時間抑え続けた。アルファロメオより明らかに遅いマシンだったことを考えると、この防御のドライビングは素晴らしかった。

 また、フェルナンド・アロンソを見事にオーバーテイク、1年前のデビュー戦を思い起こさせるシーンもあった。セーフティカー後にポイント圏外に落ちたが、ミック・シューマッハーを抜き、レッドブル勢のリタイアにより、8位でフィニッシュした。


関連のニュース

F1 関連ドライバー

F1 関連チーム