更新日: 2022.03.29 16:31
オーバーテイクを決めたフェルスタッペンが接戦を制して今季初優勝。PPペレスに無情のセーフティカー【決勝レポート/F1第2戦】
8周目にリカルドが先陣を切ってピットインしてハードに履き替えた。
2番手ルクレールは首位ペレスから2.5秒前後のギャップを保って走行。レッドブル勢はフェラーリ勢よりも先に左フロントのグリップが低下し始める。
15周目のメインストレートでハミルトンはガスリーを抜いて10番手に浮上。チームオーダーでポジションキープを指示されたオコンは、ボッタスに抜かれて8番手に下がった。
![ルイス・ハミルトン(メルセデス)](https://cdn-image.as-web.jp/2022/03/28050001/asimg_XPB_1135784_1200px_1f6240c24082d1a-660x440.jpg)
ペースで優位にあると考えるルクレールはアンダーカットするために15周目にピットインの指示を受ける。これを受けて首位ペレスはアンダーカット阻止のために先にピットインしハードに交換し、ルクレールはオーバーカットのためにステイアウト。
その直後に最終コーナーでニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)がクラッシュし、セーフティカー導入。これでマグヌッセン、ハミルトン、ヒュルケンベルグ以外の全車がピットインし、首位ルクレール、2番手フェルスタッペン、3番手ペレス、4番手サインツ、5番手ラッセル、6番手マグヌッセン、7番手ハミルトン、8番手アロンソ、9番手ヒュルケンベルグ、10番手ボッタスとなる。サインツはピット出口のSCライン1をペレスよりも前で通過しており、直後のターン2でペレスが先行したが順位を戻す前にレース再開となってしまう。
![ニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)](https://cdn-image.as-web.jp/2022/03/28045959/asimg_XPB_1135753_1200px_56240c23f2bd71-660x440.jpg)
21周目にレースは再開。ルクレールは最終コーナーをワイドに走行してフェルスタッペンのラインを潰しながら加速して首位をキープ。ペレスはペナルティ回避のためにターン3でサインツを先行させた。
ルクレールはファステストラップを記録しながらフェルスタッペンをDRS圏外へと引き離す。後方ではスタートからハードタイヤのままで走り続ける6番手マグヌッセンと7番手ハミルトンが激しくやりあい、23周目のターン27でハミルトンがマグヌッセンをパス。しかしマグヌッセンは次のメインストレートでDRSを使って6番手を取り戻す。25周目はメインストレートでハミルトンがマグヌッセンを抜いてようやく6番手に上がった。
首位ルクレールと2番手フェルスタッペンが徐々に3番手サインツ以下を引き離していくが、お互いにレース終盤を見据えてタイヤをいたわりながらの走行。各車とも最後まで走り切れる計算だが、タイヤ交換がまだのハミルトンとマグヌッセンはハードのままでセーフティカー出動を待つ。