Mineoki Yoneya

 35周目のターン1でアロンソがマグヌッセンを抜いて7番手に浮上。その直後の36周目にパワーが低下してスローダウンし、リカルドもピット入口手前でスローダウンしコース上にストップ。さらにボッタスもピットに戻ってリタイア。これでVSC(バーチャルセーフティカー)となったが、アロンソもピット入口でストップしたためピットエントリーは閉鎖となり、ハミルトンはピットインができなくなってしまった。マグヌッセンとヒュルケンベルグはVSCが出る前の37周目にピットインを済ませた。

フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)&ダニエル・リカルド(マクラーレン)
2022年F1第2戦サウジアラビアGP ピット入口でストップしたフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)&ダニエル・リカルド(マクラーレン)

 41周目にVSCが解除となり、ピットエントリーのオープンと同時にハミルトンは40周目にピットインしマグヌッセンの後方12番手でコースに戻る。フェルスタッペンは41周目にセクター2と3でベストセクターを刻んでルクレールとのギャップを縮め、42周目のメインストレートでDRSを確保してアタック。ルクレールはなんとかこれを抑える。

 42周目のターン27手前でルクレールはフェルスタッペンを先行させ、一旦首位を譲りながらDRSを確保し、43周目のメインストレートでDRSを使って抜き返した。その後ターン27では両者がDRSを譲り合うかたちになりロックアップするが、ルクレールはすぐに加速してDRSを持つフェルスタッペンに仕掛けさせず首位を守りきった。

 46周目のターン27でもフェルスタッペンが背後に迫り、DRSの譲り合いとなるがそのままの順位でメインストレートへ。フェルスタッペンはDRSを使ってメインストレートでルクレールを抜いて首位を奪い取った。ルクレールはそのまま着いていき、最終コーナーでDRSを確保してメインストレートでもついていく。

マックス・フェルスタッペン(レッドブル)&シャルル・ルクレール(フェラーリ)
2022年F1第2戦サウジアラビアGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル)&シャルル・ルクレール(フェラーリ)

 ルクレールは49周目のメインストレートへ0.5秒差でDRSを使って絶好のチャンスを手にするが、ターン1でストロールのインに飛び込んだアルボンが接触して黄旗が出され、ストレートでDRSが使えなくなってしまう。

 最終ラップの50周目のメインストレートではDRSが使用可能になりルクレールがDRSを使って0.7秒差で追うが届かず。ルクレールは最後まで必死に追いすがるが、フェルスタッペンは0.549秒差で逃げ切って今季初優勝を挙げた。3位には7.548秒差でサインツ、ペレスはサインツに2.703秒届かず4位に終わった。

 5位ラッセル、6位オコンは0.107秒差でノリスから逃げ切り、8位ガスリー、9位マグヌッセン、10位ハミルトンという結果になった。

2022年F1第2戦サウジアラビアGP 予選トップ3のセルジオ・ペレス(レッドブル)、シャルル・ルクレールとカルロス・サインツ(フェラーリ)
2022年F1第2戦サウジアラビアGP 予選トップ3のセルジオ・ペレス(レッドブル)、シャルル・ルクレールとカルロス・サインツ(フェラーリ)

マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
2022年F1第2戦サウジアラビアGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
シャルル・ルクレール(フェラーリ)
2022年F1第2戦サウジアラビアGP シャルル・ルクレール(フェラーリ)
カルロス・サインツ(フェラーリ)
2022年F1第2戦サウジアラビアGP カルロス・サインツ(フェラーリ)

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