35周目のターン1でアロンソがマグヌッセンを抜いて7番手に浮上。その直後の36周目にパワーが低下してスローダウンし、リカルドもピット入口手前でスローダウンしコース上にストップ。さらにボッタスもピットに戻ってリタイア。これでVSC(バーチャルセーフティカー)となったが、アロンソもピット入口でストップしたためピットエントリーは閉鎖となり、ハミルトンはピットインができなくなってしまった。マグヌッセンとヒュルケンベルグはVSCが出る前の37周目にピットインを済ませた。

41周目にVSCが解除となり、ピットエントリーのオープンと同時にハミルトンは40周目にピットインしマグヌッセンの後方12番手でコースに戻る。フェルスタッペンは41周目にセクター2と3でベストセクターを刻んでルクレールとのギャップを縮め、42周目のメインストレートでDRSを確保してアタック。ルクレールはなんとかこれを抑える。
42周目のターン27手前でルクレールはフェルスタッペンを先行させ、一旦首位を譲りながらDRSを確保し、43周目のメインストレートでDRSを使って抜き返した。その後ターン27では両者がDRSを譲り合うかたちになりロックアップするが、ルクレールはすぐに加速してDRSを持つフェルスタッペンに仕掛けさせず首位を守りきった。
46周目のターン27でもフェルスタッペンが背後に迫り、DRSの譲り合いとなるがそのままの順位でメインストレートへ。フェルスタッペンはDRSを使ってメインストレートでルクレールを抜いて首位を奪い取った。ルクレールはそのまま着いていき、最終コーナーでDRSを確保してメインストレートでもついていく。

ルクレールは49周目のメインストレートへ0.5秒差でDRSを使って絶好のチャンスを手にするが、ターン1でストロールのインに飛び込んだアルボンが接触して黄旗が出され、ストレートでDRSが使えなくなってしまう。
最終ラップの50周目のメインストレートではDRSが使用可能になりルクレールがDRSを使って0.7秒差で追うが届かず。ルクレールは最後まで必死に追いすがるが、フェルスタッペンは0.549秒差で逃げ切って今季初優勝を挙げた。3位には7.548秒差でサインツ、ペレスはサインツに2.703秒届かず4位に終わった。
5位ラッセル、6位オコンは0.107秒差でノリスから逃げ切り、8位ガスリー、9位マグヌッセン、10位ハミルトンという結果になった。



