ホンダがマクラーレンと共に進歩を続けるにつれて、もうひとつ別のチームにもF1パワーユニットを供給する可能性が高まってきた。そして、その実現を心待ちにしているパートナー候補もいる。2018年にもホンダが第2のチームに供給する可能性は非常に高いと英AUTOSPORTのローレンス・バレットは考え、その根拠を示した。
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2015年シーズンからの参戦に向けてホンダとマクラーレンが再び手を結んだとき、両者の間で、ホンダが第2のチームにパワーユニットを供給するには、マクラーレンの同意が必要という取り決めがかわされていた。
そして、ホンダがパフォーマンスと信頼性の両面で苦しんだこともあって、参戦開始からしばらくの間は他チームへの供給が真剣に検討されることはなかった。マクラーレンとしては、ホンダが問題を解決するまではリソースを分散させてほしくなかったし、ホンダもまだしっかりとした基礎を築けていないうちから、規模の拡大を考えるようなことはしたくなかったのだ。